基本心電図波形
心電図波形の正常値
P波 | 幅 | 0.06~0.10 秒 |
高さ | 0.25 mV | |
QRS波 | 幅 | 0.06~0.10 秒 |
高さ | 誘導部位によって異なる | |
T波 | 幅 | 0.10~0.25 秒 |
高さ | 0.5mV(四肢誘導)、1.0mV(胸部誘導) | |
U波 | 幅 | 0.16~0.25 秒 |
高さ | 0.05mV(四肢誘導)、0.1mV(胸部誘導) | |
PQ時間 | 幅 | 0.12~0.20秒 |
QT時間 | 幅 | 0.30~0.45秒 |
心拍数の数え方
まず、心電図のR波が、記録紙のマス目の太い線(5mmごとの線)に重なって記録されている波形に注目します。そおから次のR波が現われるまでに太めのマス目が何本あるかを数えます。
300 ÷ 太いマス目の数 = 心拍数
この例では、大きいマス目が4で、心拍数は75となります。
ただし、この方法では次のR波が太めの線上に載っていない場合には、多少不正確となってしまうことから、より正確に計測するために、R-R間隔の実測距離(mm)を求め、1500を、その距離で割る方法もあります。
1500 ÷ 実測のR-R間隔 = 心拍数
例えばR-R間隔が実測で25mmの場合、心拍数は1500÷25=60となります。
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