洞性頻脈
- 洞結節からの興奮が頻繁となっている状態で、洞調律の状態は変わっていない。
- そのため、P波からQRS、T波へと続く関係は正常で、形も変わらない。
- 徐々に脈が速くなっていくことと、血圧は正常か、あるいは上昇する。
洞結節からの刺激発生頻度が高くなることで頻脈状態となる。この場合、心拍数は100/min~180/min程度となるが、発作性上室頻拍(PSVT)と異なり、心拍は徐々に上昇する。P波はQRS波の前に存在し、比較的認めやすい。
血圧は正常か、やや上昇する。
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