感動体験型音楽療法

Heart

【従来型の音楽療法の課題】
高齢で身体が不自由な患者には「一緒に歌う」「リズムに合わせて動く」などが負担になりやすく、
周囲に合わせることに緊張や疲労を感じてしまうこともあります。
さらに、「歌うことそのもの」に抵抗がある人も少なくありません。

私たちのオリジナル・オペラ作品「夢」を用いた感動体験型音楽療法とは、絵本×朗読×音楽による“受動的・感情的アプローチです。
すなわち、視覚・聴覚・想像力を同時に刺激するため、身体を動かさなくても脳と心が活性化され、
「昔を思い出す」「涙が出る」「懐かしさに心が動く」といった感情反応が神経系・自律神経系に良い刺激をもたらします。
「聴く」「感じる」だけでよい=高齢者にとっても無理なく、個別の状態に合わせて柔軟に対応可能となります。

“音楽療法的価値”

特徴 心身への効果 高齢者への適応性
絵本を見る 想起・情緒安定 認知機能の刺激に◎
朗読を聞く 言語中枢・共感 落ち着き・安心感
音楽を聴く(歌詞つき) 自律神経安定・涙を誘発 負担が少なく深く響く
感動を共有できる構成 「生きる意味」の再確認 孤独感の軽減
これにより、“体を使わずに、心で動くリハビリ”が実現できるのです。

これは、単なる芸術活動でもなく、従来の音楽療法でもなく、
「記憶・共感・心の動き」を軸とした、まったく新しい“感動による再生アプローチ”です。

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